捨っても捨っても

断捨離を目指すも入捨入になってしまう主婦の日々

無の感情が邪魔をする

現在、好きな陶芸家が3人いて、その中の1人は花岡隆(はなおか ゆたか)さんです。(あと2人は遠藤素子さんと井上茂さんです)



花岡さんといえば粉引きのポットが有名で、オンラインショップには殆ど登場せず、買うなら個展に行くしかないといわれています。


私も湯呑やお皿などは持っていますがポットはまだでした。


というのも、やはりお値段が・・・・

1個30,000円近くて躊躇していました。



でも、他を探してみたけど、やっぱり花岡さんが頭を離れず、その間何年もずっと990円のガラスの急須で我慢していましたし、旦那からの「もうさ、そこまで思ってるなら本物だよ。買っちゃえよ。」という後押しもあり、昨年秋、都内で開催された個展でついに購入しました。



初日に伺ったので整理券が配布され、入場制限されながらでしたが、店内に溢れる花岡さんの器たち。圧巻でした。。。。



在廊されてた花岡さんに、図々しくも相談しながら、かなり長い時間をかけて一個一個手に取り自分の手に一番しっくりくるものを選んだのがコレ↓

無骨なフォルム、粉引きのマットな艶、何とも言えない色・・・最高です。


そしてもう一つ

こちらは、丸っこい女性的な印象。

一目惚れでした。


もしも欠けたら金継ぎをマスターして一生使い続ける。と心に誓う。



「見た目だけじゃなくて実際に手に取って選んでほしいんだよね。器は日用品なんだから。どんどん使って育ててね。」とおっしゃっていたのが印象的でした。


個展のいいところは種類が豊富にあって、実際に手に取れ、作家さんと気軽にお話しできるところですよね。



購入してから半年・・・・


どういうわけか、ガラスの急須に手を出してしまう。


何の愛着もなく、つなぎ的にホームセンターで適当に買ったやつなのに。


選んだ時間・・・3分?いや、秒だな。


その時の感情を一言で表すなら「無」です。


なのに悔しいくらい使いやすい・・・・



ここは、心を鬼にして・・・・



お前を捨る!今までありがとう。