捨っても捨っても

断捨離を目指すも入捨入になってしまう主婦の日々

愛犬チョコの旅立ち

2022年1月16日19時26分 チョコが旅立ちました。
18歳11か月。本当によく頑張りました。


2年位前から体調を崩しがちになり、時折てんかん発作が出るようになりましたが、このところは落ち着いていました。


昨年9月頃、下痢症状が続き血便からタール状の便にになったので、いよいよかと覚悟はしていました。


食事を摂れなくなり、最期にと大好きなプリンをあげてみたところ、徐々に食欲が戻り、便も治って驚異の大復活を遂げすっかり元気になっていました。
先生も驚いていました。


『今日はお姉ちゃんが来るよ』と母が言うと、リビングのドアのところをチラチラ気にして、扉を開けるとヘラヘラ笑いながら全身を震わせて毎回出迎えてくれました。
すぐに抱っこを要求して、私の膝の上で眠るのが日課でした。


『チョっちゃん、かわいいね。赤ちゃんみたいだね。』


お風呂に入れたり、トリミングしたり、ご飯を食べさせたり。
19年近く、本当に楽しかったです。


とんでもない恰好でご飯を食べる姿。
水を飲む音。
文句を言う鼻息。
身体の割に大きな手。
ふんわりとくるくるした毛。
キラキラした黒目。
大きめの鼻先。
ムッチリした太もも。
催促する仕草。
人懐っこい優しい性格。
甘えん坊。
飛び跳ねながら駆け寄ってくるところ。


全てが愛おしく大好きです。



直近の2週間は食事にムラがあり、便も下痢っぽくなっていたのですが、元気でした。


その日も食事をしっかり摂って特に変わった様子はなかったのですが、19時頃てんかん発作が起き、初めて1時間以上収まらず病院で治療を終え帰宅後、意識の混濁した中で2度の下痢と2度の嘔吐。


一晩中少し苦しそうな呼吸とその合間に何か訴えるように吠え続けていました。
翌朝1時間くらい静かに寝た後、また吠えるようになり嘔吐。


病院で治療し帰宅後は穏やかでした。
意識ははっきりしていないらしいのですが、いつもの黒目がちのキラキラした瞳でじっとみて、語り掛けると瞬きで返事をしてくれているようでした。
息を引き取る1時間くらい前に私と母を呼ぶように少し吠えて最期は静かに旅立ちました。


発作が起きてから丁度1日でした。


復活してからの数か月という時間はチョコちゃんから私と母へのギフトだったと思います。


元気な姿を沢山見せて、いつもよりもずっと甘えて、やわらくてあたたかな感触とチョコちゃんの香り、記憶をしっかりと擦り付けてくれた気がします。


忘れないよ。忘れないで。ありがとう。大好きだよ。と言ってくれていたのかな。


最期の一瞬迄そばに居させてほしい。という私の願いを叶えてくれてありがとう。


チョコ、チョっちゃん、チョコ太郎さん。かわいい子、大事な赤ちゃん。
お疲れ様。偉いね。すごいね。かっこいいね。よく頑張ったね。
大好きだよ。大大大大大好きだよ。


家に来てくれてありがとう。
毎日毎日楽しかったよ。


チョっちゃんがこの世に誕生した瞬間から旅立ちの瞬間までしっかりと見届けたよ。
また会おうね。みんなに宜しくね。


私が出来ることは全部やったし後悔は無いのに、涙が止まりません。
寂しいです。


別れは必ず来るってわかってたけど、何度も何度も覚悟したけど、やっぱり辛いです。
息ができないです。


姿は見えなくなっちゃったけど、小さな小さな粒子になっていつも側に居る気もするし、もう全く違う世界に行ってしまった気もするし。


お疲れ様。表彰状だよ。という気持ちですが、まだまだ一緒に居たいよ、逝かないで。という気持ちもあり、本当に複雑です。何度経験しても慣れません。


でも、もう一匹15歳の心臓病を抱えた子が居ますのでその子のためにも、踏ん張ります。