以前ほど読書をすることが少なくはなったものの、年に数冊は読んでいます。
旦那も読書好きで、以前は紙派だったので旦那が単行本を購入して、ざっくりあらすじを聞いてから(←せこい)借りて読んでいました。最近は電子書籍派になってしまったので借りることはできませんが・・・(私は依然と紙派)
1年以上私の心から離れない1冊
【黄色い家】
すごいとは聞いていたけど、考えさせられます。
時代背景が、ほぼ同世代ということもあって没入しやすいのかもしれないけど、気が付くと自分も物語の住人になっていて、主人公と他3人での共同生活の中に、私もしっかり入っている感覚です。
そして決して無くなることのない生まれながらの不平等というか、救われなさというか何というか。そして同じ景色を見ていてもそれぞれが別々の見方をしているということ。何度も読みたくなる1冊です。
あともう一冊は
【コンビニ人間】
そんなに長くないのですぐに読み終えられるのと、読了後に私は希望を感じました。
幸せの価値観は人それぞれというか、生き辛さを隠すために他人に無理に合わせるのではなくて、自分にとっての幸せを堂々と掴んで良いと言ってもらっているような。
好みの作品に出合うと、作家さんて本当にすごいなとつくづく思います。
描写が脳内で勝手に映像化されてしまうのは、それだけリアルなのでしょう。
またお気に入りの一冊に出会えますように。